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髪型の自由は憲法で保障されている
バーバー吉野 スペシャル・エディション映画 「バーバー吉野」   監督・荻上直子
 
とある山村。 小学生の男の子は町で一軒しかない床屋「バーバー吉野」でみんな同じヘンチクリンなおかっぱ頭“吉野ガリ”にするという決まりがある。 ところが床屋のおばちゃんの息子のクラスに東京からカッコいいヘアスタイルの少年が転校してきて…

ネタはそれこそたくさん散りばめられている。 
親子、友情、自我の目覚め、性への目覚め、郷愁、伝統と革新、ファッショ。
しかしそのどれもが突っ込み不足で、上手く生かされきっていなくて、とても残念。 

例えば母親とは対照的な、リストラされたらしい父親。 
川原での父と子の語らいのシーンはよかったが、もっと活躍させられたのでは。

エロ本のエピソードでは、学校の先生がせっかく男なんだから、もっと子供たちに共感しつつ、「でも立場上叱らないとならないんだよオレ」っていうのを見せてくれたらリアルだったのに。

あと、私はもっとファシズムに対抗する子供たち、というのを想像していたので、どうも物足りない。 子供たちは頑張っていたのに、ファシスト側が弱い。 
つまり、なぜ同じ髪型を強制する必要があったのか。 
思うに、あの髪型は定型ゆえに安上がり、というところに必然性があったわけで、実は「山の日」も「天狗」も関係なかった、というのをもっと強調したら面白かったのに。 
私はあの変形マッシュルームカットが吉野のオバちゃんが得意の髪型だっただけ、というオチを想像していたので、なんだか肩透かし。

なんかいろいろ思うのはけっこう期待していたからだ。 気楽に観るには確かに面白かったのだが。 
役者は子役を含めて最高だった。 もたいさんのキャラに任せすぎな感もあるが。 
監督はこれが長篇劇映画デビュー作だそうで、そう思うとよく出来ているが、観客にとっては監督が何作目かなんて関係ないもんね。



しかし、どこにも理不尽な規律というのはある。 私の田舎の中学校では男子は丸坊主、女子も髪型に規則があった。 たくさんの学校に制服着用の校則はあるだろうし、その他にヘンな規則もいろいろ存在するだろう。
 
正当なルールとは別に、誰かが誰かを統制するために便利なだけの規則というものも確かに存在する。 我々が、理不尽と思いながらも当たり前のように受け入れてしまうのは、従うということが、ただ、ラクだからだ。 
思考停止状態に陥っているだけなのだが。 
行動したくないからといって考えることさえ止めてしまうと、何かを奪われていることに目をつぶることになる。 自由とか自尊心とか…。
そういう大切なものを失いたくなかったら、自分で考えようねって、今、自分に言い聞かせたところ。 そして、出来れば、この映画の子供たちみたいに行動に移せたら一番いいのだが。 

でもそれとは別に、例え没個性に陥ったとしても、流行を追いたいと思う人もいるだろうし…日本では「ハズレない」ようにすることもある世代では重要だったりするし、難しいですね。

WOWOWにて録画。 ☆☆☆★★   
| movie at home | 22:24 | comments(0) | trackbacks(1) |
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バーバー吉野 スペシャル・エディション 監督:荻上直子 出演:もたいまさこ, 米田良ほか 「運命じゃない人」のまえのPFFスカラーシップ作品。 女性監督なんだけど、作品のなかの男の子の描写はすごく共感する。 タイトルからして、なんかルーズなんだけど、日本
| PUSH THE BUTTON | 2005/06/07 7:57 PM |