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勇気を持って立ち上がれ「スタンドアップ」
映画 「スタンドアップ

主役のシャーリーズ・セロンと言えば「モンスター」でアカデミー賞を獲った美人女優。 確か次回作はアニメキャラの実写版という噂。 「モンスター」でも思ったけど、あれほど美しく演技派なのに、選ぶ映画間違ってないか? 絶対ラジー賞でしょ?

まあそれはさておき、この映画は素の彼女です。 「素」というか、ちょっと煤けてます。 でも美しさに変わりはないし、演技力も確かです。

主人公は子ども二人を連れてDV夫から親元に逃げ込んだジョージー。 父親も働く炭鉱に仕事を見つけるが、そこは男社会。 以前からうまくいっていない父親からは賛成してもらえない。 
炭鉱では女性従業員は男たちから様々な嫌がらせを受ける。 それでも職を失わないために、女性たちは口をつぐんで仕事に励んでいた。 
ジョージーはある日、レイプされそうになり、ついに立ち上がるが、周囲の目は冷たい。
会社側に話を聞いてもらおうとするが、逆に辞めるように言われてしまう。

男性が女性を迫害するのは、炭鉱が閉鎖され職場が減る中、女が男の職を奪うのは許せない、という心理からだ、というセリフがあった。 一瞬騙されそうになったが、職を失うということを 「女vs男」 で思考するのがおかしいでしょう。 男は女を見下したかっただけ。 女が男と同等であるということが、ホンのちょっと前の男 (もしかして現在も?) には許せなかったのだ。 

かなりの時間が、男性から女性への嫌がらせシーンに費やされる。 婦人科の内診に始まり、子どもじみたイジメの数々は下らないものから汚いもの、果ては子どもまでが仲間はずれにされ、家族崩壊の危機にまでなる。 それが、とっても気分悪い! 
このイジメ、嫌がらせシーンがまだ延々続くのなら、見ていられない、どこがいい映画なの?と思っていた矢先、後半、怒涛の涙が。 
ああ、こういう風に感動させる映画だったのね。 押さえ切れませんでした。
以下ネタバレ





  
ごく普通のシングルマザーとして、働いて子供を養いたいだけ。 その望みを奪われたくない一心で、ジョージーは立ち向かう。 孤立無援の逆風の中。 最初は独りで。 

セクハラはもちろん許せないことだが、1970年代、女性はこういう環境にも我慢しながら生きてきた。 屈辱に耐えながら、仕方ないとあきらめて。

なんでもそうだが、最初の一人目は大変だ。 だが、誰かが立ち上がらなければ、何も変わらない。 理不尽なことには勇気を持って声を上げなくてはいけない。 その声に賛同してくれる人が必ずどこかにいるはず。 まず立ち上がり、そこから一歩を踏み出し、そして戦おう。 何もしなければ、何も変わらない…。 

ジョージーの最初の理解者は、弁護を引き受けてくれた友人、そして次が、炭鉱で働くことを快く思ってくれていなかった父親だった。 出戻り以前から、二人の関係はこじれていた。 ジョージーが高校生の時に、相手のわからない子供を妊娠し出産してからだ。 
だが、ジョージーが従業員集会で野次の中演説した時、ただ一人味方についてくれた。 父親との長年のシコリが消えた瞬間でもあった。 

この映画はセクハラ訴訟を題材にした映画だが、親子愛を実に見事に描いた映画とも言える。 ジョージーと父親の関係もそうだが、ジョージーがシングルマザーとしていかに子供を愛し、守ろうとしているか。 
息子の妊娠は望んだことではなかったが、今どれほど愛しているかを息子本人に伝えるシーンは、本当に親の愛情を伝えきっていると思う。 

冒頭から裁判シーンと日常シーンをカットバックしていき、見ていて飽きさせない。 炭鉱の撮影はロケのためリアルだ。 ミネソタの厳しい冬も、ジョージーの厳しい状況とあいまって効果を上げている。 原題が「NORTH COUNTRY」というだけある。 しかし邦題はよかったと思うなあ。 直訳しちゃったら「北の国から」みたいになっちゃうもんね。

私の大好きなフランシス・マクドーマンドが友人役で出ていた。 最初は心優しき先輩、そして病気を患いながらも明るく、夫婦愛を貫いて。 よかったです。 

集団訴訟―セクハラと闘った女たち
初のセクハラ集団訴訟は実話を元にしていて「集団訴訟―セクハラと闘った女たち」に詳しいが、1975年の話らしい。 この30年で、職場はどう変わったか。 もちろん今こんなことをしている職場はありえないが、男性の意識はどう変わっただろう。 言葉や態度に出さなくても、気持ち的に同じような人はまだいるかも知れないと思ったりもする。

ところで、映画の設定はともかく、事実としての年代もよくわからなかったので、いろいろ検索してみた結果、わかったのは、最初の告発が1975年、最終判決がなんと1997年のようです。 長い、長すぎる…。 よく日本の裁判が長いと言われますが、アメリカの民事も長いのですね。
上記書籍の原書「Class Action」のamazonの解説より

しかし私が気になるのは女性の方だ。 日本古来の文化のせいもあるかも知れないが、アメリカで「メイドカフェ」なんてありえないだろうなあ。 逆にもっと卑猥なものはあるかも知れないけど…。 メイドをやってる店員さんたちはフェミニズムをどう思っているのだろう、とちょっと気になる今日この頃。 

★★★★

話は変わるけど、銀座で見たら映画館名が「サロンパスルーブル丸の内」に変わっていた。 今流行のネーミングライツらしいが、エレベーター前にガラスケースがあって、サロンパス商品がいきなり並んでいた。 頼むやめてくれ〜と思いつつ、チケットもぎりから久光製薬製品をもらってしまった、ちきしょー。 映画館にはネーミングライツは絶対合わない。 見終わって出るとき、またショーケース見ちゃったよぶー見終えた後の余韻台無し。
しかし、予告編が始まったらすぐに館内が真っ暗になってしまったが、よその全席指定の映画館は予告編中はなんらかのライトが点いているはず。 全席指定では、予告編途中で入場することが多いから、再考を願う。
| movie theater | 21:17 | comments(0) | trackbacks(26) |
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 悪○じゃないショーン○ー○が○ても○かった。フランシス○ク○ーマン○もオスカー助演女優賞ノミニーがかなり○○だ!  伏字がいっぱい必要なほど露骨なセクシャル・ハラスメント。ここまでくると、男どもに同情の余地はない。女性の多い試写会での鑑賞だったから
| ネタバレ映画館 | 2006/01/21 9:20 PM |
2005/アメリカ 監督:ニキ・カーロ 出演:シャーリーズ・セロン    エル・ピーターソン    トーマス・カーティス    フランシス・マクドーマンド      ショーン・ビーン    ウディ・ハレルソン 観ていて超ムカつく!![:怒りマーク:] お
| Lovely Cinema | 2006/01/22 12:10 AM |
「スタンドアップ」 ニッショーホールで鑑賞 はっきりいって始まって2/3が終わるまで気持ちが落ち着かなかった。ムカツキ!!イライラ。そしてその後は私にも目に涙がたまっていました。通路を隔てたところに座っていた女性は完全に鼻水をすすっていました。19
| てんびんthe LIFE | 2006/01/22 12:51 AM |
私なんか、と何度も思った。お前なんかと、と何度も言われた。 それでも、立ち上がってみようと思った。 CAST:シャーリーズ・セロン/フランシス・マクドーマンド/シシー・スペイセク/ウディ・ハレルソン/ショーン・ビーン 他 ■アメリカ産 124分 いや〜またシャ
| ひるめし。 | 2006/01/22 2:50 PM |
2005年 アメリカ 公開日:2006/01/14 劇場鑑賞06/01/01 &nbsp; スタンドアップ 監 督 : ニキ・カーロ 脚 本
| 異国映画館 | 2006/01/22 8:33 PM |
力もない。自信もない。味方もいない。それでも、立ち上がってみようと思った。   ■監督 ニキ・カーロ■脚本 マイケル・サイツマン■キャスト シャーリーズ・セロン、フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、ショーン・ビーン、シシー・スペイセク
| 京の昼寝〜♪ | 2006/01/22 9:13 PM |
 この映画は、単に「セク・ハラ」とわれわれが言っているものとは違う何か、重いものを投げかけてくる。それは軍隊における新兵いじめや、普段の生活の場での異人種の排斥などに見られる”弱いものいじめ”と根っこは同じなのか。”かわいそう”と思う気持と、”いじめ
| After the Pleistocene | 2006/01/22 10:05 PM |
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| ☆ 163の映画の感想 ☆ | 2006/01/22 10:35 PM |
「立ち上がる勇気、そして…」
| FUN×5 〜五つの楽(fun)を探して〜 | 2006/01/22 11:02 PM |
私なんかと何度も思った。 おまえなんかと何度も言われた。 それでも立ち上がってみようと思った。 いかにもアメリカンムービーらしい愛と正義と友情の映画だ。 スタンドアップ({/arrow_l/}クリックすると公式HPへ) アメリカ北部の町の鉱山会社の女性作業員が職
| ON THE ROAD | 2006/01/22 11:24 PM |
●スタンドアップをTOHOシネマ浜松にて鑑賞。 子供を連れて故郷に帰ってきたジョ
| Blog・キネマ文化論 | 2006/01/22 11:35 PM |
ネタバレ注意試写会に行ってまいりました。みなさん、この映画のテレビコマーシャルを見たことがありますか?あのコマーシャルから得る印象ってどんなんでしょう?ワタクシが受けた印象は「若い女性が主人公の爽やかなサクセスストーリー」って感じでした。けど、本当は
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製作年度:2005年製作国・地域:アメリカ上映時間:124分監督:ニキ・カーロ製作総指揮:ヘレン・バック・バートレット 、ナナ・グリーンウォルド 、ダグ・クレイボーン 、ジェフ・スコール原作:クララ・ビンガム 、ローラ・リーディー・ガンスラー脚本:マイケル・サ
| M[エム] | 2006/01/24 8:45 PM |
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社長のタコオヤジを後ろからハンマーで殴りたくなった。 もちろん、炭坑現場の幼稚で下品な男どもも、、、。 またまた2005年度アカデミー賞最有力作品の登場☆ そして、真実のドラマ。 最近のシャーリーズセロンは、ただのキレイなだけの役はやらず、 「モンスター」
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| 万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記 | 2006/01/26 11:39 PM |
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| tsublog@theatre | 2006/01/27 9:28 PM |
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| toe@cinematiclife | 2006/02/08 12:35 AM |
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今日は某テレビ局で当選した 『スタンドアップ』の試写会に行ってきた。 《私のお気に入り度:★★★★
| しましまシネマライフ! | 2006/05/27 10:34 AM |
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| Subterranean サブタレイニアン | 2006/06/06 3:32 PM |
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| 文学な?ブログ | 2006/07/10 12:19 AM |
2005年 アメリカ 2006年1月公開 監督:ニキ・カーロ 製作:ニック・ウ
| 銀の森のゴブリン | 2006/07/25 7:03 PM |
ワーナー・ホーム・ビデオ スタンドアップ 特別版 『North Country』 「スタンド・アップ」 ? 〔About The Movie〕  実話をベースにした社会派ドラマ! ? 主演は「イーオン・フラックス」や「2デイズ」、「スウィート・ノベンバー」のシャーリーズ・セロ
| Rusty's Cinema Complex | 2006/08/27 10:28 PM |
シャーリーズ・セロン主演。 どうも、炭鉱労働者の話らしく、寒いところで過酷な・・・みたい。
| ひらりん的映画ブログ | 2006/11/22 3:53 AM |