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Fluctuat nec mergitur自宅で試写会「リトル・ランナー」
2006.02.05 Sunday
「リトルランナー」
GyaOというサイトをご存知だろうか。 ネット動画を無料で見れるサイトで、映画からニュース、ドラマ、いろいろ観れる。 今や600万人が視聴登録しているそうだ。 そこで観れる映画は旧作だが、たまに新作の試写会やってくれる。 あまり宣伝したくないなあ。 なぜかというと抽選で、一回に当選するのは100人。 今回初めて応募して、当たった。 作品は「リトル・ランナー」。 1953年、カナダ東部の街ハミルトン。 悪がきのラルフのお母さんは入院中で、ある日危篤状態になり、医者からは「奇跡が起きなければお母さんは目覚めない」と言われる。 奇跡を起こそうとしたラルフが選んだのは、「ボストンマラソン」で自分が優勝することだった。 14歳のラルフに、そんな奇跡は起こせるのか…。 ネタバレしてますが、レースの結果には触れていません。 ラルフの通う学校はカトリックの厳しい学校で、先生は神父様である。 タバコを吸ったり、問題を起こしてばかりのラルフは校長から呼び出されては怒られているばかり。 また、奇跡を信じることは神に逆らうことに当たるらしく、校長先生はマラソンにもかなり批判的だ。 元マラソン選手でコーチをしてくれるヒバート神父は進歩的な人で、こちらも校長から目を付けられている。 ヒバート神父は授業でラルフたち生徒に 「奇跡を起こすのは、信仰と純潔と祈り」 と言う。 信仰とは、論理的でないものを信じること。 祈りは、直に神と交わす会話。 純潔は、全く罪を犯さないこと。 いかにもカトリックの学校の教えという感じがするけど、なかなかこれはたいへんなことだ。 それを聞いたラルフはその三つをなんとか実行しようとするが、難しい。 懲罰で走らされていたクロスカントリーで、神父から「ボストンマラソンで優勝したら奇跡だ」と言われ、その言葉に食いついたラルフは、それから必死でマラソンの練習を積む。 奇跡を起こすために。 母を目覚めさせるために。 問題児だったラルフが必死に走りこむ姿は、励ましたい思いを飛び越えて、こちらが励まされる。 大切なもののためなら、こんな風に人は変われるのだ。 それに、自分を信じて、ひたすら努力することが、こんなに美しいのかと、本当に改めて思わされた。 この純粋さ、ちょっと忘れていた気がする。 無理しないでラクしている自分が恥ずかしくなる。 監督のマイケル・マッゴーワンのインタビューを引用すると 「勝つことが全てのアメリカ流哲学と比べ、カナダ人は全てを前向きに捉え、受け容れる力を持っていると思う」。 自身もアスリートとして活動している監督の哲学が表れた映画なのだ。 周囲の人たちもいい。 ヒバート神父を始め、母親の入院先の看護師たち大人がちゃんと彼を信じて支えてあげ、ガールフレンド、親友もいい。 特に親友の少年がよかったなあ。 喧嘩してもこうして仲直りして、最後まで信じてあげるのが友だちだね。 主演の少年が、とてもよくて、生意気で早熟でひ弱でダメな部分と、母親思いで真っ直ぐに言われたことを信じ込み、ひたすら練習に励む一途さと純粋さを体現している。 最初の方のコメディタッチに描かれる女の子への興味みたいなものも、可愛く演じていて好感が持てる。 練習を積んで顔つきが変わって少し大人に近づいたところも、いい表情だ。 マラソンという競技はもともとドラマチックな上に、こういうストーリーの味付けがあると、もう涙、涙、涙…。 泣かされます。 そういえば昨年の韓国映画 「マラソン」 にも泣かされたけれど、いい題材なのかも知れません。 ★★★★★ ・リトル・ランナー@映画生活 コメント
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