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「コールドマウンテン」
コールドマウンテン映画 コールドマウンテン

引き続き、ニコール・キッドマン。 結婚祝いということで。

南北戦争の南軍側の話。 「風と共に去りぬ」と比較する方も多いですね。 
戦線で重傷を負い、脱走兵となったインマン(ジュード・ロウ)が、地元コールドマウンテンで、たった数度会っただけで運命の人と心に思うエイダ(ニコール・キッドマン)の元へ、命からがら旅する、ロードムービーであるが、一方、待つ側の女性の心境も見逃せない。

インマンの、旅の途中のエピソードは、時にはキツく、時には面白可笑しいが、一晩の宿を提供してくれたナタリー・ポートマン扮する子持ち未亡人は鮮烈だった。 ヤギおばさんも好き。 
しかし、脱走兵を匿った者は重罪。 それなのに、みんなインマンを優しく匿ってくれたのだったのは、彼がかっこいいから? 確かに、普段ジュード・ロウを好きでない私も、このジュード・ロウはステキと思ったが。

レニー・ゼルウィガーはこの作品で、03年のアカデミー助演女優賞を獲った。 流れ者の荒くれた野性的お転婆娘ルビー役だが、これははまり役。 いい味出してる。 だが、オスカーに値するかは私は疑問。 役柄自体に必要性も感じないし。

二コール・キッドマンもはまり役。 なんといっても上流のお嬢様で、ピアノは弾けても家事はこなせない。 満足に人に頭も下げられない。 父親が亡くなってからは生活に困り、今日の食事すらない状態だったのが、ルビーのおかげでひとつひとつ労働することを覚え、たくましくなっていく。 その線の細さと芯の強さの表現はさすがだ。 しかもいつもながら美しい。

しかし、ホンの何度か言葉を交わし、たった一度キスしただけの相手、というところが、ロマンティックであり、逆に説得力に欠けるようでもあり。
 
そこが理解しにくかったので考えてみたのだが、戦争という異常な状況の中では、「愛する人のため」というような大義名分がなければ、自分が生き延びること自体がむしろ難しいのかも、ということ。 
戦うのも、逃げるのも、どちらにせよ、自分の意思だけで決意するのは重荷なのかもしれない、と勝手に理由をつけて観ていた。

とすると、二人は運命の相手ではなく、ただの口実みたいで、ロマンスとはかけ離れてしまうのだが、それはさておき。 

つまり、脱走という卑怯も、「愛・至上主義」の前には帳消しになってしまうのだ。 愛する人や土地を守るために戦うのかと思いきや、そのために逃げるなんて、戦争というものが孕んでいる矛盾を衝いている。 
 
ルビーが言った「男たちは戦争という雨を自分たちで降らせたくせに『雨が降った』と騒いでいる」というセリフに集約されるように、戦争そのものが、不条理で、無意味なものなのだ。

劇中で一番の悪者は、敵軍ではなく、味方の義勇軍だ。 彼らは脱走兵を取り締まり、弱者をこれでもかというほど痛めつける。 この義勇軍の存在は、脱走兵を悪く見せない、つまり「反戦」を主張するアイテムに他ならない。
この戦争が「内戦」であることもしかりだ。
そう考えると気に入らなかった結末も、これでよかったのかも知れない。 これは恋愛映画ではなく、反戦映画だったのだから。

ジャック・ホワイトが出ていて、「この顔、だれだっけ?」と鑑賞中ずっと気になっていた。 ああ!この前またWOWOWでやってたの、観たんだった。 テスラコイルの人ね。 

風景が雄大で、映画館で観たかった、と後悔。 WOWOWで録画したもの。
★★★★
| movie at home | 21:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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