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Fluctuat nec mergitur試写会「ブラッド・ダイヤモンド」
2007.04.04 Wednesday
凶暴な反政府組織“RUF”の襲撃に遭い、家族を奪われたソロモンは「幻の…」と言われるほどの巨大なダイヤモンドを見つけて隠し持っていたが、密売人のアーチャーに取引を持ちかけられタッグを組むことに。 途中、ジャーナリストのマディの助けを受けながら、隠し場所までたどり着こうとするのだが、危険が待ち受ける。
ソロモンの家族への思い、一匹狼を気取るアーチャーの悲哀や、危険な中でマディと交わした想い、RUFで殺人者に仕立てられたソロモンの幼い息子の状況などが絡み合い、映画は絶えず緊張感のあるものとなった。 そしてそれにシエラレオネの内戦の惨状が追い討ちをかける。 アフリカの現状を、私なんか何にも知らないなあ、と切実に感じる。 国内の紛争で襲われたり、挙句命を奪われたりなんて、簡単には想像もできない。 でもアフリカや様々な国や地域ではこういう現実があるのだということを、まざまざと見せ付けられる。 これはスクリーンの中の出来事などと言っていられない。 アフリカの惨状を記しながらエンタテーメント映画に仕立てたところは「ナイロビの蜂」を彷彿とさせるけど、全然こっちのが、エンタテーメント性では勝っていると思う。 「ナイロビ」も考えさせられるものがあったけど、ストーリーとしては私は首をひねった一人。 こちらは2時間半の長丁場を飽きさせないのだから、さすがだ。 シエラレオネはダイヤモンドの埋蔵量が多く、非合法に密輸出されていて、RUFやアルカイーダなどのテロ組織の資金源になっているというのも本当のことで、実際、映画タイトル通り「血塗られたダイヤモンド」と呼ばれているらしい。 その現実とともに、役者たちの迫真の演技があいまって、映画は見事なリアリティを生む。 アーチャーの結末は悲しいものだが、感動的ですらある。 ソロモンの息子が絶対に何か仕出かすとわかっていたが、作り手のこのチョイスはよかったのではないか。 その辺りのストーリーの作り方もよく出来ていて、観終わった後の感想は爽やかですらある。 しかしながらやはり、アメリカ人を始め先進諸国の人間がダイヤモンドを欲しがるからこそ、こうした不正や危険を犯してまでダイヤモンドの争奪戦が繰り広げられ、その陰に多くの犠牲者がいるのだということを、私たちは知っておかねばならないだろう。 ・ブラッド・ダイヤモンド@映画生活 ★★★★★ 読売ホール コメント
mambotaxiさま、こんにちは。TBさせて下さい。
レオ様、よかったですよね。実は昔から応援しています。 ダイヤって元は石ころなのに、それに価値を付けて争いのタネにしているのは先進国の人間なのですよね。 観終わって、ドっと疲れました。ホントやるせないです。 ではでは。
| 真紅 | 2007/04/13 10:33 PM |
真紅さま こんばんわ
確かに私も力を入れて観てましたので疲れました。 ちっちゃなダイヤなら私も持ってますけれど なんだか考えてしまいますね。 レオ様、タイタニックまでは文句なく応援してました。 若かりし頃の彼は本当に輝いていたと思います(^^) その後、イメージ払拭に懸命だったのか ちょっと低迷じゃなくて迷走?じゃなくて 私としてはちょっと休憩、って感じでしたが 本作は誠に素晴らしいと思います。 いつかオスカーを手にする日が来るといいなあ。
| mambotaxi | 2007/04/15 10:29 PM |
再び失礼します。mambotaxiさまの映画記事を覗くのが楽しみになってしまいました。この映画、実は先日機内で観たばかりなんですが、釘付けになりました。ニュースとしては知っていた子ども兵士の姿が痛ましくて、ソロモンとディアが銃越しに流す涙を観ながら涙してしまいました。また、このアフリカの紛争に、アメリカ・ゲットーのラップ音楽があまりにマッチしているのに驚きました。
| nysince05 | 2007/04/17 9:35 AM |
nysince05 さま ご訪問、ありがとうございます。
このような独り言のつぶやきのようなブログを楽しみなんて言っていただけて、非常に照れくさいですが光栄です(^^ゞ 最近書くペースが落ちてきたので、励みになります。 >ソロモンとディアの銃越しに流す涙 あのシーンはこの映画のキモでしょうね。 私は、ディアが兵士にさせられた時に、ソロモンを撃ってしまうのではないかと予想していたので、あの展開には胸を打たれました。 悲しい物語にしようと思えばいくらでも出来る設定なだけに、こういう温かな部分を残してくれた作り手に敬意を表したいと思います。
| mambotaxi | 2007/04/17 9:02 PM |
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