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九月が永遠に続けば (新潮文庫 ぬ 2-1)
離婚した元夫の再婚相手の娘(高校生)の交際相手(25歳)と肉体関係を持つ41歳の主婦。 このヘンな設定、好き。 だからというわけでもないが、面白かった。 悲惨な話だが。

何の悩みも無さそうに見えていた高校生の息子・文彦が、ある夜、ゴミ出しを頼んだらそのまま帰ってこない。 近所に住む、文彦のガールフレンド親子の協力を得ながら息子を探すが、翌日、交際相手が電車に轢かれて死亡したことを夕刊紙で知る。 二つの事件に関連はあるのか、文彦は無事なのか。

主人公の主婦の、不倫より不道徳にも見える交際もそうだし、精神科医である元夫の再婚相手との関係も、再婚相手の娘・冬子が文彦に抱く感情も、結末に出てくるもう一つの関係も、全ての男女関係がなんだかグロテスク極まりない。 再婚相手・亜沙実の経験した辛い過去も、文彦の担任教師の性癖も一筋縄ではいかない。 
 
そうやって一つ一つのすべてが尋常ではないのに、なぜか切なく、やるせない気持ちにさせる。 ホラーサスペンス大賞を受賞しているが、これをホラーと呼んでほしくはない。 ここにいるのはどうしようもなく哀しい、人間の性。そして魂であり、肉体であり、愛だ。

醒めて考えれば、こんなにも内輪でゴタゴタしなくてもよさそうなものだが、案外、人間関係のドロドロした部分は、狭い範囲の中で起こることが多いのかも知れない。 そう考えると、現実の縮図めいている。

こんなにグロでありながら、そんな下品さを感じさせず一気に読ませるのは、作者の筆力によるだろう。 この精緻な文体によって、どんなに救われたことか。 たぶんこの筋書きなら、下手すれば下卑た三文小説になり兼ねないところを、作者の文才によって文学にしているとすら私は思う。
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| 綾瀬はるかの全裸映像流出! | 2008/03/22 5:03 PM |