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映画「ノーカントリー」
今年のアカデミー賞の作品賞、監督賞、助演(!)男優賞、脚色賞という4部門も獲った傑作(らしい)。 

アメリカの荒涼たる西部、テキサスの町でひとりの男が麻薬密売にからんだ大金を発見し持ち去ることで、その危険な金を巡り謎の殺し屋や警察が動き出す。 追う者と追われる者。 彼らの行く先々には無数の死体が転がり、荒野は血の海に染まる−。(公式HPより)

つまり、ハビエル・バルデム扮する殺し屋が自分の目的達成を邪魔する者たちを片っ端から殺していくだけだ。 金を持ち去ったジョシュ・ブローリンも、捜査するトミー・リー・ジョーンズも、刺身のツマにしか見えず、とにかくおかっぱ頭のハビエル・バルデムの不気味な粗暴さだけが残る。 

現実を翻って見れば、連日のように通り魔かと思われるような殺人事件が起こっているではないか。 殺人者シガーはいまや現実の日本にうやうや存在する。 映画の世界のこととして、のんびりと怖がっていられない。 シガーのように、コインの裏表で人の命を奪うかどうかを決めるような犯罪者が、すぐそばに居るかも。

映画を見終えた後に残った恐怖感の本当の正体は、シガーが自分のすぐ隣に存在するかもしれないという現実的な恐怖だ。 映画の設定は1980年代だそうだが、もし制作公開が1980年代だったら、これほどリアルな恐怖は感じられなかっただろう。 今見るからこその恐怖がある。

たとえばこれが「ターミネーター」の<1>だとして、不死身のシガーを未来から来た殺人マシンと思えば、エンタメ娯楽作品として、もっと純粋に楽しめたのかもしれないけど、シガーは生身の人間だからどうも単純に楽しめなかったなあ。

映画の原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」。 「年寄りの住む国ではない」が直訳で、トミー・リー・ジョーンズ扮する年取った警官が「普通に穏やかに暮らしたい人にとっての平和な国はどこへ行ったんだ?」とつぶやくような感じでしょうか。
無意味で圧倒的な暴力の前に、小市民は立ち尽くすばかり、ということだ。

しかしご覧の通り、この邦題、わけわかんないことになってしまった。 
原作小説の邦訳タイトルは「血と暴力の国」。 まあそういうことで単刀直入だが確かに映画のタイトルには似合わないが。

私はこれを映画館のレディースデイで観たので、当然、観客は女性ばかり。 この暴力の嵐のような映画を、何百人という女性が見入っていた。 別に私は男女差別を唱えるものではないが、それにしても異様な気がしてしまった。 私も含め女性が能動的にこの暴力描写を観に来たのだ。 
もちろんアカデミー賞4部門の威力あってのことだろうし、R-15の限定公開だったので当たり前なんだけど。

結論としては、これがアカデミー作品賞とは、なんだかなあ、という感じ。
★★★ ★

JUGEMテーマ:映画


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 『純粋な悪にのみこまれる』  コチラの「ノーカントリー」は、コーエン兄弟がメガホンをとった最新バイオレンス映画なのですが、いよいよ本日3/15公開となりましたので、早速観て来ちゃいましたぁ〜♪  ご存知のようにアカデミー賞で、作品賞、監督賞、助演男優
| ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2008/05/10 7:14 PM |