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レボリュ−ショナリー・ロード/燃え尽きるまで
タイタニックから10年の時を経て、デカプリオとケイト・ウィンスレットが再共演。 それだけで「観たい!」と思ってしまった私は「タイタニック」リピーターであったなあ。
 それもいまや昔。 二人はそれなりに充実した役者人生を送り、大人になり、戻ってきた。 「タイタニック」が移民の夢をぶち壊したなら、こちらはアメリカンドリームの凋落を描いて。



1950年代のアメリカ郊外の美しい家に住むウィーラー夫妻。 傍目には似合いの、幸せを絵にしたような夫婦の心には、互いのすれ違いを持て余す葛藤があった。

エイプリルは女優を夢見るも劇団と自身の才能にも恵まれず挫折。 戦争帰りのフランクはサラリーマンとしての仕事にやりがいを失っていた。 互いの鬱屈を持て余し、喧嘩ばかりの日々。 挙句の果てに夫は浮気。 そんなある日、妻は突然の思いつきで「パリに引っ越してやり直そう」と夫に提案。 「私が働いて、あなたは勉強でもなんでも、好きなことをすればいい」と。

夫は夫婦関係がやり直せるなら、と渋々ながらも賛成する。 だが、どうせ辞める仕事だと適当にこなした仕事が逆に評価され、新たな仕事のチャンスを掴む。 
パリへの引っ越しに胸をときめかす妻と、迷う夫。 亀裂を修復しようとしたはずの決断が、却って二人の溝を広げていく。 

この時代、たぶん、女性には現代のような選択の自由はあまりなくて、ウィーラー家のお隣のような、専業主婦で子が3人、みたいな家庭が一般的だったのでしょう。 でも、エイプリルはそれに納まるような女性ではなかった。 自分は特別な人間なのに、こんなありふれた生活なんて耐えられない、と。 
しかし夢に挫折して行き場のなくなった情熱を、「パリへ行く」という決心に集約させてしまい、パリに行くことが目的になってしまっていた。 

これは1950年代の話でありながら、「自己実現の困難」や「夫婦のすれ違い」がテーマになっていて、わかりやすいっちゃーわかりやすい。 例えばパリにさえ行けばバラ色の未来が待っていると信じて疑わないエイプリルは「転職さえすれば私の力量が活かせる」とほざいている若者だったり(今のご時世、そんな人いないってか)、妊娠出産を男性が出来ない限り、根源的な男女平等なんてありえないんだから、男女のすれ違いなんてなくなるわけないし、そこから発生する不満なんてキリがない。

思うに、エイプリルはものすごくエネルギーを蓄えている人だったんでしょう。 自己実現の話もそうですが、喧嘩の凄まじさもただ事ではない。 もちろん喧嘩には相手が要るけど、フランクは売られた喧嘩を買ってるだけ。 仕掛けているのはたいがいエイプリルの方。 パリへ行く以外の発散の方法が見つけられなかったのが悔やまれる。 

結末に至っては、もう最後は悲劇にしかなりようがないと覚悟して観てはいたものの、苦々しさしか残らなかった。 悲しいというより、もう、ホント、やりきれない思いです。  

しかしそれにしても、なんて思いやりのない女性なのだろう、と映画を観ながらずっと思っていた。 そこまで自分が大切? 自分だけが大切? 

結局、自分勝手でそれゆえ自己中心的な狭い視野でしかものを見れなかったのだろう。 彼女を大人にする何かがあればよかったのだが。 夫は優しいが包容力のあるタイプではない。 フランクは、相手が違えば幸せな生活を手に入れることができただろう。 世の高度成長を支えてきた男たちの一人だ。

それに引き換え、エイプリルは良妻賢母には程遠く、ウーマンリブを唱えるには時代が早すぎた。 たぶんこの時代、エイプリルのような、家庭に収まりきれない女たちがいて、その後のウーマンリブが生まれたのだろうか。

さて、冒頭でも書いたように、レオ様(古い)とケイトという懐かしの再共演が話題ではあるが、二人とも立派な役者に成長した。 舞台の心理劇のような細やかな心理描写と体当たりの演技で息をのむこともしばしば。 ストーリーはともかく、役者も演出もよかった。 プライベートでも仲良しという二人の信頼関係の厚さを見るようだったし、監督はケイトの旦那さま。 単なる仲良し映画ではなく、認め合った者同士の繋がりがいい作品を生んだのだろう。 

そういえば、デカプリオとケイトの再共演ばかりが注目されているけれど、もう一人、キャシー・ベイツも再共演だよね〜。

JUGEMテーマ:映画
| movie theater | 15:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
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