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山下達郎PERFORMANCE 2019 リベンジの渋谷公会堂LINE CUBE SHIBUYA 2019.11.12

ここ数年、山下達郎のライブに行こうと、eプラスで散々申し込んでは撃沈し、今年やっとの思いで当選したと思ったら、悪夢の7月12日、達郎氏本人の体調不良によるまさかの公演中止。振替公演もないとのことで、撃沈ならぬ意気消沈していたところへ、新しくなった渋谷公会堂での公演に、7月の犠牲者が優先的に抽選に参加できるとの報せが届き、そしてめでたく当選した。ライブ中の達郎氏の説明によると、中止となった7月の2日間のチケットをもっていた人はほぼほぼ渋谷に来れたとのこと(どうしても来れない人は他の会場に来たとか)。

達郎渋公チケットなんと7列目。だがしかし中野はもっと前の良席でびびっていた。だからまあ達郎初心者の私としては中野は畏れ多かったので、今回の席はとても見やすかったし、自分的には近すぎるくらいだったので。とてもよかった。

会場は三階席まであり、バルコニー席もあった。達郎氏はしきりにバルコニー席の人に「見づらいでしょう?」と気を遣っていたが、何度も「私が設計したわけではありませんので」と繰り返していた。

 

JUGEMテーマ:音楽

 

達郎ライブ@渋谷公会堂ステージは、トラムとかチャペルとかが建てられていて、さながら演劇の舞台のようだった。小田さんのライブなんて映像が映しやすいようにシンプルそのものなので、こういうの新鮮。

しかもこのセットはただのハリボテではなく、終盤にはプロジェクションマッピングを施され輝く。

 

平日の渋公、18時スタートというのはちょっと早い。しかしお役所の管轄ということで、終演時間にたいへん厳しいとのこと、21時には客だしをしないといけないらしい。

そして、そのことについて、達郎節炸裂?というんですかね、MCのたびに「2019年の渋谷で9時に終われというのは考えられない。こういうことは言う人が言わないと。でも相手は絶対顔を見せないんですよ。役所というのはそういうところで。出禁になってもいいので言わせてもらう」と鼻息も荒く、批判していた。

 

しかし新しい渋谷公会堂、いや正式名称を LINE CUBE SHIBUYA というらしいが、このホール、とても音がよく、達郎氏もそれは誉めていた。出禁になるのはもったいないかもね。でも中野もあるし、国際フォーラムもあるから、と。でも昔の渋公の話とかもされていて、懐かしそうではあった。

 

よく、山下達郎のライブはCDと変わらない、とそれは誉め言葉として聞くことだが、まったくその通りか、いややっぱりそれ以上、と声を大にして言いたい。達郎さんの声のすばらしさ、うまさはまったくCDとかわらず、そしてバンドの演奏がまた!すばらしいのひとことでした。圧倒的なパフォーマンス、圧巻のステージ。佐橋さん、かっこよかった!

もう10年くらい毎年ツアーをやっていて、バンドメンバーは不動らしく、レパートリーは70曲くらい、すぐにできるとのこと。何を削ぎ落すかがたいへんといっていた。

 

私はながらく小田派として(?)達郎さんの曲には詳しくないがそれでも、CDは何枚かもっているし、ライブのセットリストも、タイトルはわからなくても、だいたい聴いたことがある曲だった。やはり偉大なアーティストとは、知らないうちにたくさんのひとに作品が浸透しているものなのかしら。

 

大瀧詠一さんのことに話が及び、「大瀧さんの曲を歌っていいのは私だけだと自負しています」みたいなことを言っていて、大瀧詠一さんへの想いが伝わってきた。そして聴いた「君は天然色」の素晴らしさといったら!

イントロからね、ドキドキして、この曲の持つ、曲調の楽しさと、それとは裏腹な歌詞世界の対比によるなんとも言えない切なさが、達郎の声と、迫力の演奏で、胸に迫る。

「Get Back In Love」や「アトムの子」もそのあたりを特に自分がよく知っているので、よかったなあ。ジャニー喜多川さんに捧げるといって歌った「ハイティーンブギ」や「硝子の少年」も、さすがご本家だけあって、すばらしい。

 

殺伐としていがみあう世の中にあって、音楽だけはそういうことから離れて、みんなに楽しんでもらいたい、達郎さんははっきりとそれを言っていた。そして、Popsという音楽に対する誇りと拘り。なんというか、男気を感じました。

ロックの神髄は反骨だと言い、終演時間を越えてアンコールに応えてくれていた。たっぷり3時間10分、濃すぎるほどの時間を過ごさせてもらった。

 

達郎花来年はオリンピックの関係で、会場や宿泊施設の確保がことのほかたいへんで、ツアーはとりやめとのこと。残念ではあるが、レコーディングやらソフト面、ハード面の勉強の時間にしたい、と言っていた。御年66歳、一回でも多くライブをやってほしいとファンは思うところだが、さすが職人肌、と私は感服いたしました。しかもただの職人でなく、天才職人である。

ドームクラスでやれば体力的にも経済効率もいいだろうが、自分はそういうところでは絶対にやりません。これからもこういうところでやっていく、と心意気を語ってくれた。もちろん、それによってそこから溢れてチケットを得られない客もいるのは確かだが、音楽の届く範囲、心の届く距離を思えば、アーティストとしてそれはまったくの正義であり誠意だ。これほどの御大が、こんな風に音楽を大切にひとりひとりに届けようとしてくれるということに感動したし、感謝しかない。

実のところ、ほとんどの曲をじっくり座ってファンが聴けることにほっとした。本当に上質の音楽を聴くことができて幸せな気分を久しぶりに味わった。

 

 

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